お寺が多様化してきた
お寺が変化をしている
かつては寺院といえば厳格で荘厳な場所として知られていましたが、昨今ではお寺の形も多様化してきています。
お寺が身近になるようにと、カフェを開いて気軽に訪れやすいようにした寺院が登場しました。
正確に言うと、お寺とは別のスペースにカフェをオープンし、経営母体が寺院の僧侶であるということです。
カフェでは寺が経営母体であるからこそできることを実行しており、他のカフェにはない差別化されたサービスを提供しています。
中でも最も面白いサービスとしては、写経ができることでしょう。
写経や念珠といった仏教に関連したアイテムは、日常生活を過ごしているとどうしても触れる機会が少なくなってしまいます。
しかし、カフェという日常生活に近い場でできるのであれば、やってみたいという人は多いです。
また、定期的に僧侶が訪れ、相談に乗ってくれる環境は、都会では珍しいといえるでしょう。
しかし、お寺に訪れやすくなったと感じる若い人を中心に、人気を博しています。
1箇所だけではなく、複数の寺院でカフェをオープンさせており、人々の憩いの場所となりつつあるのが現状です。
働く人のサポートをする場として
お酒はご法度であるはずのお寺が経営するバーがあるという、大変矛盾を感じる人も少なくないスポットが登場するようになりました。
既に全国で数多く登場してきており、多くの人が訪れています。
オープンの方法は季節限定や1日限定といったところから、常設しているところまで様々なものが存在し、賑わいを見せるようになりました。
なぜお酒とお寺が関連しているのでしょうか。
その理由として挙げられるのは、仏の教えを多くの人に知ってもらいたいからという僧侶ならではのシンプルなものでした。
場所によっては僧侶自らがシェーカーを振っていることもあるほど、従業員全員が僧侶のバーも存在しています。
実際に訪れた客のほとんどがマスターをはじめとした僧侶に相談をして、説教をしてもらうことが少なくありません。
説教といっても厳しいものではなく、お坊さんならではの着眼点で客にアドバイスをするといいます。
誰かに相談したい時や、一人でいるのが寂しい時などに訪れる人も少なくありません。
お寺で結婚相手が見つかる?
お寺好きな男女が出会える場として、お寺で合コンも開催されるようになりました。
もちろん、お寺の許可を得て独自の団体が開催することもあれば、お寺自ら合コンを開催するなどといった、多様な合コンが開催されています。
元々お寺は江戸時代、人が集まる場所だったため、お寺の住職の紹介で結婚をするということは、昔はよくありました。
実際に参加する人も多く、お寺なら信頼できる人と合えると考えて参加する人が少なくありません。