いまさら聞けないお香典の書き方・マナー・金額相場のまとめ
2016/06/02
目次
お香典の書き方
香典袋の表書きは故人の宗教に合わせる
お葬式の際に持っていく香典袋の表書きの上部は、故人の宗教に合わせて書く言葉を変えます。
日本で行われるお葬式でおさえておくべき3つの宗教をご紹介します。
①仏教
画像引用元:http://www.senbahamaya.com/category/commodity/kinpuu/3-001.html
仏教の場合は「御香典」「御香料」、あるいは「御霊前」と書きます。
②キリスト教
画像引用元:http://www.osohshiki.jp/chiebukuro/knowledge/koden.html
キリスト教の場合は「御花料」「献花料」、あるいは「御霊前」と書きます。
また、プロテスタントでは「弔慰料」、カトリックでは「御ミサ料」と書く場合もあります。
③神道
画像引用元:http://www.hanakou-saiten.jp/kouden.html
神式の場合は「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」、あるいは「御霊前」と書きます。
「御霊前」について
「御霊前」はどんな宗教でも使えるので、先方の宗教が分からない場合はこれを使うとよいでしょう。
香典袋下段
香典袋の下段には会葬者のフルネームを縦に書きます。
①夫婦で会葬する場合は、夫婦ともに交流があった場合は連名で書くと良いでしょう。
②配偶者の代理として会葬する場合は、配偶者の名前の傍らに「内」と小さく書き添えます。会葬者名簿の署名にも同様に書きます。
③3名以内の連名で香典を渡す場合は、香典袋の下部には右から順に目上の者から目下の者へと書いていきます。内袋に「香典のお返し等はご無用に願います」と書き添えておくとより親切でしょう。
④4名以上の連名の場合は「○○一同」のように全体を表す名称を書き、別紙に個人名を書いて内袋に入れます。そこに個別の金額を書いてもよいです。「香典のお返し等はご無用に願います」と書き添えておくのもより親切でしょう。
お香典に関するマナー
香典には新札を使うことは避ける事が旧習となっており、新札を用いると死ぬことに対して用意していたと感じる人もいます。現代では、特にこだわらない人もいますが、遺族には年配の方がいることも十分考えられるので新札を使わないほうが無難でしょう。
もし新札しか持っていないばあいは、一度折り目を付けて香典袋に入れます。
お香典の金額相場
香典は多ければよいとも言えず、むしろ多すぎると遺族の方に気を使わせる事になります。といって、逆に少なすぎるのも失礼になりえます。
ケース別に適切なお香典の金額相場をご紹介します。
故人との付き合いの深さや、送り主の年齢や立場などによって大きく変ってくるものですが、目安として活用していただければと思います。
親族へのお香典の相場
・両親が亡くなった場合 30000円から100000円
・兄弟が亡くなった場合 30000円から50000円
・祖父母が亡くなった場合 10000円から50000円
・親戚が亡くなった場合 10000円から30000円
知人・友人へのお香典の相場
・仲人が亡くなった場合 10000円から
・友人や知人が亡くなった場合 3000円から
・隣近所が亡くなった場合 3000円から10000円
職場・勤務先の同僚や上司へのお香典の相場
・勤務先の上司が亡くなった場合 5000円から
・勤務先の上司の家族が亡くなった場合 3000円から
・勤務先の社員や同僚が亡くなった場合 5000円から
・勤務先の社員や同僚の家族が亡くなった場合 3000円から
まとめ
お香典の書き方は故人の宗教に合わせ、会葬者の名前は下段に書きます。
お香典に使うお札は新札を避けるのがマナーです。
お香典の金額の相場は、故人との関係性や生前の付き合い方により、ある程度の目安があります。